日光野鳥研究会

第187回 観察会 報告

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日時:

2018年6月10日(日)9:30〜15:00

場所:

阿世潟・戦場ヶ原

参加者:

16名

【阿世潟】

確認できた鳥: コゲラ・セグロセキレイ・オオルリ・ヤマガラ・ゴジュウカラ  5種
声を聞いた鳥: ミソサザイ・センダイムシクイ  2種
確認できた花(草本): オククルマムグラ・ヤマハタザオ
確認できた花(木本): ニシキウツギ・ミヤマガマズミ
確認できた蝶: ヤマキマダラヒカゲ

【戦場ヶ原】

確認できた鳥: マガモ・カルガモ・オオジシギ・カッコウ・ホトトギス・アカゲラ・ビンズイノビタキウグイスキビタキコサメビタキ・エナガ・シジュウカラホオアカ・アオジ・イカル・ニュウナイスズメ・ハシブトガラス   18種
確認できた花(草本): ツマトリソウ・オオヤマフスマ・マイズルソウ・ワタスゲ(果穂)
確認できた花(木本): ミヤマウグイスカグラ・サワフタギ・ズミ・ミヤマザクラ・レンゲツツジ
確認できた蝶: ヤマキマダラヒカゲ

参考:6/10のアメダス(奥日光)のデータ

−写真をクリックすると別ウィンドーに写真が拡大されます−

6月10日(日)

 集合場所の歌ヶ浜駐車場は生憎の小雨模様、そんな中オオルリが梢でしきりに囀っています。

 阿世潟に向かって湖岸の路をコゲラやカラ類を見ながらイギリス大使館に到着、雨を避けて「栃木の日」で無料入館のイギリス大使館を見学することにします。見学が終わっても雨は降り続いているので、雨が止むのを願って戦場ヶ原へと場所を移すことにします。

 赤沼駐車場に着く頃には雨も止み、移動した甲斐がありました。コサメビタキ、ニュウナイスズメを見ながら進み、湯川沿いのベンチで昼食をとっていると、ホトトギスが近くの木立で鳴き始めます。双眼鏡を頼り探すものの見つからず、そのうちに飛び立ってしまいましたが、入れ替わりにカッコウが枝先に止まって大サービス。いつの間にか他の人も加わって大騒ぎに、カッコウはハイカーでも名前は知っているので、皆さん喜んでいました。

 上空ではオオジシギが鳴きながら上昇、急降下して羽音を出すディスプレイ飛行を披露、戦場ヶ原ではワタスゲの白い穂(花ではなく実です)が広がって見事です。その中でノビタキ、ホオアカ、ビンズイなどが背の低い灌木を渡りながら枝先で鳴いています。

 湯川沿いではニュウナイスズメ、キビタキ、アオジ(やや少ない)などが目を楽しませてくれます。ホトトギスは上空を飛び交う姿を何回も目撃したので、今年は数が多そうです。青木橋まではいけませんでしたが、鳥はかなり多く十分に堪能できました。赤沼駐車場に戻る頃には再び雨も降り始め、時間をかなり使ってしまったため鳥合わせも現地では行わず解散となりました。慌ただしい観察会になりましたが十分楽しめたと思います。

戦場ヶ原の鳥

ビンズイ

ホオアカ

カッコウ

カルガモ

キビタキ

コサメビタキ

ノビタキ

ニュウナイスズメ

シジュウカラ


ウグイス


【担当: YR】
【写真: YH、YR】


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