2月の観察会は定番の「スノーシューで歩く奥日光」。昨年はポカポカ陽気、一昨年は雪中行軍と、なかなか良い条件で開催できない。さて今年はいかに。
日光市内は前日の夜に一時的に雪が降り、当日は寒い朝を迎えた。
木彫りPから3台の車に分乗して三本松へ。気温−7℃。晴れているが風が強く、すごく寒い。スノーシューをレンタルして湯滝駐車場へ向かうとなんと入り口で通行止め。駐車場に入る坂道が凍りついてツルツルになっているためだ。仕方なく場所を光徳に変更する。
湯滝コースは2013年に実施したのを最後にずっと行けずじまいだ。
光徳駐車場でスノーシューを履き、10:20にスタート。相変わらず風が強いので北側のミズナラ林の中を歩くことにする。鳥はまったく見られず、たまに聞こえてくる声も風にかき消されるありさまだ。そんな中、鳥に代わって本日の目玉となったのがエゾハルゼミの死骸。1本のカラマツに3個体も見つかることもあった。樹液を吸いながら命が果てたのだろうかといろいろな推測が出る。
昼食は牧場の横で牛を眺めながら(11:45-12:10)。その後、いつもなら必ず鳥が現れる牧場西のズミ混じりの林に入っても一向に鳥は出ないまま光徳沼まで来てしまった。ここでついに鳥が現れた。セグロセキレイだ。いつもは大して注目されないこの鳥が、今日ばかりは大変ありがたい鳥となり皆の視線を浴びた。
その後は逆川を渡って斜面でソリ滑りに興じた。鳥が出ない時は遊ぶに限る。
駐車場には14:15ごろ戻り集合写真と鳥合わせをおこなう。三本松でスノーシューを返却後菖蒲ヶ浜にちょっと立ち寄り、木彫りPに戻って解散した(15:30)。
|