4回目となる冬の渡良瀬遊水地、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウ、コミミズクなどの猛禽類が楽しみな場所だが、今年はMさん、Kさんからムジセッカ、オオモズ、ケアシノスリが観察されているという情報をいただいた。確認するとオオモズ、ケアシノスリ場所が定まらないが、ムジセッカは野鳥観察ハイド付近の藪にいるということであった。図鑑でもムジセッカは日本海側の離島で少ない旅鳥、本州中部以西、以南で少ない冬鳥ということで、関東での越冬は珍しいとのこと。せっかくなので、行ってみることにした。
10時30分にウォッチングタワー奥の駐車場に集合し、いつものように谷中湖に向かう、橋のところから観察すると、遠くにカモ類が見られるが、アカアシシギが3羽いるという。スコープで観察していると、コガモと一緒に飛び立ち、橋の近くを通過してくれた。アカアシシギはスタイルも良く、シギらしいシギで、いい鳥である。
いつもならここで引き返して、他の場所に回っていたが、今回は橋を越えてさらに進み、野鳥観察ハイドまで行く。先に来ていたウオッチャーに聞いてみると、目の前の藪にいるという。確かに小さい鳥が動き回っている。しかし、なかなかじっとしてくれず、一部の人しか観察できなかったのは残念であった。ウグイスに似ているというが、ウグイスより小さく尾が短い印象であった。
近くの湖岸で昼食をとり、もと来た道を引き返す。風がものすごく強く、たいへんな思いで駐車場まで戻り、解散となった。
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