女峰山の山麓、関東平野を一望できる東斜面に立地するキスゲ平は夏は上昇気流で霧が発生しやすくニッコウキスゲのシーズンは晴れることが少ないところだ。秋になると天候が安定することが多いのだが、昨年は悪天候のために中止になった。
今回は、昨年とうって変わって好天に恵まれた。2年ぶりのキスゲ平観察会だ。
シロヤシオやサラサドウダンの紅葉が始まり、丸山の斜面は赤く色づいている。キスゲ平の上部も草紅葉がきれいだ。少しもやがかかっているものの関東平野も一望できてまずまずの観察会日和となった。
園地の歩道をゆっくりと歩きながらオヤマボクチやリンドウ、ノハラアザミなどの秋の最後の花を楽しむ。真っ赤に熟したナナカマドやオオカメノキの実もきれいだ。時期的に鳥は少なかったが好天の空を飛ぶ、ノスリやハヤブサなどを観察できた。
途中の広場で昼食。何名かとWFちゃんは階段の最上部、小丸山展望台まで登ってきたようだ。
生き物の影はそれほど多くなかったものの、さわやかな空気と景色を楽しんだのんびりとした観察会となった。
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