3月の観察会は久しぶりの渡良瀬遊水地でした。
10時30分に駐車場に集合しましたが、少し小雨が降っています。天気が心配されましたが、回復傾向ということで、決行することにしました。
まず、谷中湖に向かって歩き始めます。途中の広場では、シメ、ツグミ、シロハラ等が地上に降りて餌をとっています。今年はシメが多いなと思いながらゆっくり進みます。今回、谷中湖では水質浄化のために干しあげを行っていて水が少ない状況でした。実際行ってみると、心配したとおり水が少なくて、カモ類が遠く、あまり種類が見られませんでした。谷中湖は引き上げることにして、駐車場近くの東屋で昼食をとりました。
午後は猛禽を期待して、通称「鷹見台」に行きました。雨はあがりましたが、風が強くなってきました。ミサゴ、ノスリ、ハイイロチュウヒなどを見ていると、T村さんがオオモズを見つけました。(さすが)この冬、渡来しているという情報はありましたが、広い遊水地の中にたった1羽、よく近くに出てくれて発見できたと思います。2時過ぎまで夢中で観察しましたが、風が強かったため、早めに切り上げることにして、駐車場に戻り、鳥合わせの後、解散となりました。
あの天候でも、オオモズに出会ってしまうという、野鳥研の運を感じた一日でした。
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