日光野鳥研究会

第146回 観察会 報告

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日時:

2014年5月25日(日) 9:30〜15:30

場所:

稚児ヶ墓(女峰山・黒岩尾根)

参加者:

20名

【稚児ヶ墓】

確認できた鳥: キビタキ・ゴジュウカラ・ヒガラ・ヒヨドリ・コサメビタキ・トビ・ハシブトガラス・コゲラ・ジュウイチ・ハイタカ(?) 10種
声を聞いた鳥: ウグイス・カッコウ・キジ・オオルリ・ツツドリ・ヤブサメ・センダイムシクイ・アオバト・ホオジロ・イカル 11種
確認できた花(草本): ラショウモンカズラ・ミツバツチグリ・ニョイスミレ・フモトスミレ・タチツボスミレ・フタリシズカ・ツクバキンモンソウ・ムラサキサギゴケ・チゴユリ・マムシグサ・クリンソウヒロハテンナンショウギンリョウソウ
確認できた木の花: ヤマツツジ・レンゲツツジシロヤシオトウゴクミツバツツジオトコヨウゾメズミ・アオダモ・ミヤマザクラ・ウワミズザクラ・トチノキ・ヤマネコヤナギ(実)
確認できた昆虫: コチャバネセセリ・ヤマキマダラヒカゲ・モンキチョウ・キタキチョウ・センチコガネ・エゾハルゼミ(声、抜け殻)・モンシロチョウシモフリスズメ(?)
その他: タゴガエル(声)ヤマアカガエル・マダニ・ヤマビル・ニホンジカの糞とぬた場

参考:5/25のアメダス(奥日光)のデータ

−写真をクリックすると別ウィンドーに写真が拡大されます−

5月25日(日)

 稚児ヶ墓は2年ぶりの開催だ。ヤマツツジのトンネルを期待して20名もの参加者が集まった。

 当日は天候が不安定との予報で、朝の時点でもう雲行きが怪しい。集合時の挨拶もそこそこに車に分乗して木彫りの里を出発する。登山口の滝尾神社は何と満車。このコースがツツジの名所として知られるようになったことの証しか。私たちは少し先に駐車し、9:25にスタートした。

 行者堂から登山コースに入るが、以前はもっと見られたはずの植物がさっぱり見当たらない。シカの食害が予想以上に進んでいる。二度の急登を越え殺生禁断石で休憩(10:35)。このあたりからツツジ類の花がちらほら見られるようになり、しばらく進むと道沿いは満開のヤマツツジで彩られた。

 昼食は稚児ヶ墓手前の例年と同じ場所(11:55-12:45)。色とりどりのツツジ類を観賞しながらのお昼となった。稚児ヶ墓を見物後、帰りは平行するもう一本の道を下った。こちらも一面のヤマツツジが見事だった。

 心配された雨は下ってからパラっときた程度で済んだ。滝尾には15:00に着き、木彫りに戻って鳥合わせ後、解散。

 鳥や植物は少なく、またシカの食害も深刻だったが、ツツジのお花見が楽しめた一日であった。


稚児ヶ墓の自然

キビタキ

ギンリョウソウ

ラショウモンカズラ

トチノキ

レンゲツツジ

ズミ


クリンソウ


ヤマツツジ・トウゴクミツバツツジ・シロヤシオ


【担当: AY】
【写真: KK、YR、ST、OY、MM、IT、AY】


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