稚児ヶ墓は2年ぶりの開催だ。ヤマツツジのトンネルを期待して20名もの参加者が集まった。
当日は天候が不安定との予報で、朝の時点でもう雲行きが怪しい。集合時の挨拶もそこそこに車に分乗して木彫りの里を出発する。登山口の滝尾神社は何と満車。このコースがツツジの名所として知られるようになったことの証しか。私たちは少し先に駐車し、9:25にスタートした。
行者堂から登山コースに入るが、以前はもっと見られたはずの植物がさっぱり見当たらない。シカの食害が予想以上に進んでいる。二度の急登を越え殺生禁断石で休憩(10:35)。このあたりからツツジ類の花がちらほら見られるようになり、しばらく進むと道沿いは満開のヤマツツジで彩られた。
昼食は稚児ヶ墓手前の例年と同じ場所(11:55-12:45)。色とりどりのツツジ類を観賞しながらのお昼となった。稚児ヶ墓を見物後、帰りは平行するもう一本の道を下った。こちらも一面のヤマツツジが見事だった。
心配された雨は下ってからパラっときた程度で済んだ。滝尾には15:00に着き、木彫りに戻って鳥合わせ後、解散。
鳥や植物は少なく、またシカの食害も深刻だったが、ツツジのお花見が楽しめた一日であった。