日光野鳥研究会

第138回 観察会 報告

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日時:

2013年7月21日(日) 8:30〜16:00

場所:

金精峠(群馬県片品村)

参加者:

20名

【金精峠】

観察できた鳥: メボソムシクイ・コガラ・キクイタダキ・コサメビタキ・キバシリ・コゲラ・ヒガラ・コマドリ・キセイレイ・ツバメ・ルリビタキ♀・ゴジュウカラ 12種
声を聞いた鳥: ミソサザイ・ウグイス・オオルリ・ホトトギス・ウソ 5種
確認できた草本の花: コバイケイソウ・ニリンソウ・カニコウモリ・ズダヤクシュ・イヌトウバナ・タニギキョウ・ヤマクワガタ・シロバナノヘビイチゴ・オオバノヨツバムグラ・ゴゼンタチバナ・セリバオウレン・ギンリョウソウ・オトギリソウ・ヤマオダマキ
確認できた木本の花: ツルアジサイ・笹(おそらくチシマザサ)の花
確認できた昆虫: アキアカネ・カマドウマ・オトシブミの揺籃(ようらん・ゆりかごの)
その他: アズマヒキガエル・粘菌(ムラサキホコリ科)・トウゲシバ(シダ類・ヒカゲノカズラ科)

参考:7/21のアメダス(奥日光)のデータ

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7月21日(日)

 今年は梅雨が明けるや猛暑となった。定番の金精峠は暑い夏にはとくに人気が高い。今回も20名の参加者が集まった。

 8:30に木彫りの里に集合し、車に乗り合わせて菅沼駐車場へ向かう。案の定、菅沼駐車場は日光白根山の登山者で満車。仕方なく駐車料金の高い向かいのキャンプ場に駐車し10:10にスタート。

 登山道は一面のカニコウモリ。足元の小さな花々を見つけながら進むと樹林となり鳥の囀りも増えてくる。メボソムシクイ、キクイタダキ、コガラ、キバシリなど次から次へと鳥が現れるポイントがあり皆でしばし観察。

 昼食はたっぷり時間を取ってコース途中のいつもの場所で(12:00-13:30)。コマドリは声はするが少し遠い。皆で姿を捜しながら来た道を戻る。結局、コマドリの姿を見ることができたのは会長お一人だった。

 森の中でのバードウォッチングは簡単にはいかないが声は皆で楽しむことができた。クロジっぽい囀りのオオルリやエゾムシクイと間違えそうなコガラの囀りなど声の世界も奥が深い。

 登山口には14:35に戻り、茶屋でゆっくりする間も無く14:45に出発。木彫りの里で鳥合わせの後16時過ぎに解散した。天候もまずまずで亜高山帯の森歩きを楽んだ一日となった。


【担当: AY】
【写真: KK、AY】


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