「スノーシューで歩く奥日光」は厳冬期にもかかわらず野鳥研人気のイベントだ。今年も20名近くの参加人数となった。時節がら風邪などで3名の欠席があったが、代わりに3月から九州に転居される気象担当のTKさんが飛び入り参加してくださった。
木彫りPから5台の車に分乗して三本松へ。スノーシューをレンタルした後、湯滝駐車場よりスタートした(10:25)。気温は−9℃。雪の量は十分。天候は快晴。風もなく絶好の日和だ。
湯滝を見物し、いざ出発。湯川沿いでアオシギを捜すが見つからない。カワガラスを観察しながら泉門池に向かう。いつもはしばらく川沿いを行くのだが、今回は趣向を変えてシャクナゲ群落の所から山側を歩くことにした。途中でキレンジャクの群れに遭遇。ズミの実を食べている。しばし撮影や観察に興じる。さらに進むと岩山が現れた。大昔の火山活動によるものだ。ここで二手に分かれ、スノーシューの醍醐味を味わいたい人は山の裏手を登り、雪と戯れた。
昼食は例年通り泉門池(12:05-13:00)。ここは人で賑わっている。食後、観察会時には皆で記念撮影をしてはどうかとの提案があり、さっそく今回から実施する。
午後は湯川の東側を歩き、キバシリなどを観察する。楽しみにしていた動物の足跡は風に飛ばされたためかほとんど見当たらなかった。
14:20に駐車場に戻る。三本松の茶屋にて鳥合わせ後、菖蒲ヶ浜に立ち寄って15:20まで水鳥などを観察した。
アオシギやワシには会えなかったが、天候に恵まれ冬の奥日光を満喫した。