午前中はかなり暖かかったものの、昼食をとっている間に霰のようなものが風に舞い、観察会終了時にはあたりが霞むほどになる。12月と言うのに男体山や女峰山にはほとんど雪がない。冬枯れの戦場ヶ原はメギ、カンボクの赤い実が彩りを添えていて、ズミの実もまだ残っているものの鳥の姿は総じて少ないと思われる。いつもは比較的多いカラとの出会いがあまりなく、ケラの類に関しては全く見られなかった。
あまり見られない(と思われる)ハイタカが現れた(松田顧問によるとハイタカは木などに止まって獲物を探す狩りのスタイルではないので、一か所にあまりとどまらないとのこと)ものの、アトリ、マヒワは観察時間内には現れなかった。そのかわりいつもは春先に見かけれれる(キ)レンジャクの群れが早くも見られた。湯川にはマガモがかなり多く見受けられ、川沿いの木道には赤い実を食べたと思われるテンの糞がかなりの密度で見られた。
(赤沼駐車場09:30〜青木橋11:45〜昼食〜12:20〜赤沼駐車場14:30)