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4月25日(日)
東武日光駅でピックアップしていただき寂光の滝近くへ・・・皆さんにはだいぶお待ちいただいたようで、ありがとうございました。
倉沢国有林の杉林を通り”昭和32年以降部分林設定記念碑”(??)を右手に見て根通沢に出ました。杉林はよく手入れがされていて枝落としで風も通り、まっすぐの杉木立となっていました。沢に沿って砂利道を上ることに・・・・・。林道の真ん中になぜか1ケだけ切り株の椅子がおいてあり数人は座り心地を試していましたが、かなり低いので、どうでしたかしら?
オオルリ、センダイムシクイ、ミソサザイの声は聞こえるようでしたが姿は???はじめはかすかにしか聞こえなかったセンダイムシクイはだんだん大きく聞こえ、そのうち目に留まる予感がしてきました。両側の山肌には薄紫のアカヤシオが私たちの目を楽しませてくれました。カラ類の集まる木を観察しているうちにオオルリを見つけ、皆一斉に双眼鏡で追いかけました。
ブルー、ルリ色が鮮やかで丁度光線の具合も良くそれはとても美しくドキドキする美しさ、真上の枝に移ったときはお腹のシロしか見えず首は痛くなるし・・・・我慢しているとまた別の枝に、スコープで見せていただき存分に楽しめました。
こんどはセンダイムシクイです。頭上で ”焼酎いっぱいグイー” の聞きなしです。すばらしく良く通る声で大サービスです。枝を
あちらこちらへ移動するもしばらくの間私たちの周りでにぎやかに飛び回りこんなに近くで見られるなんてーーー。ゴジュウカラは下向きに降りられる唯一の鳥なんて思っていたら上向きにもどんどん登っていたのにはビックリです。
林道の突き当たりで昼食。腰掛け用の石のある日当たりも見晴らしも良い場所で休憩となりましたが、ミソサザイの鳴き声がしきりにします。どうやら土手の崩れたあたりに巣があるらしく同じルートを行き来しているようですが、なかなか姿は見られませんでしたが、ついに発見。でも落ち着きません。闖入者にあわてているのでしょうか。カワガラスも出てきて体色がクロではなくてこげ茶色であることを確認しました。
ゆっくり昼食どころではありませんが、それでも川の流れを聞き、風(少し冷た過ぎ)の爽やかさを受けての食事は戸外ならではのものです。
出発までは突き当たりの奥で植物観察です。Yさんの案内でかわいらしい小さな花々--教えていただかないと気のつかないほどの--ヒゲネワチガイソウ、ハルトラノオ、、コガネネコノメソウ、エイザンスミレなど白色・黄色・紫色と目を近づけながら楽しみました。
行きの登りは鳥見で忙しかったのに帰りの下りはあっという間に出口へ・・・・2時過ぎで少し時間もあるので鳥合わせの後、カタクリの里へと・・・・ところがその途中なんとオオアカゲラが朽ちた木の枝をしきりにつついているではありませんか。ずいぶん長いことゆっくりとその様子を眺め他のカラ類も出現、忙しいこと・・・カタクリは最盛期は過ぎたとはいえ可憐な花はまだ十分に見ることが出来、足元にも踏んでしまいそうなほどたくさん自生して来年も期待できますね。
まだ時間があるので東電池に寄ってみますとオシドリがまだ一羽残っていたのでかわいそうと思っていましたら、今時つがいでいたのでは巣作りに失敗ということでメスは抱卵中ではないかとのことでした。他にカモ類もいて行くところ行くところに思いがけず、それぞれに見せていただき嬉しい限りです。またクマのフンらしきもの、シカの尾の白い毛、エナガの巣なども見つけました。
今回の観察会は盛りだくさんで目、クビが痛くなるほどでしたが、それ以上に感動いっぱい楽しい一日でした。
【報告: KC】
【写真: MM、TK、AY、YR】
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