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10月18日(日)
朝からすっきりと晴れ上がり今日は絶好の紅葉狩り日和。日光はさぞかし観光客が繰り出し、渋滞ではと少し心配になります。しかし意外に混雑も無く宇都宮の自宅を7時40分頃に出発し8時30分には木彫りの里に無事到着。木彫りの里から5名、東京からの参加者(2名)は日光市街の混雑も考え早目に松田さんに東武駅まで迎えに行って頂き、2台の車に分かれて霧降高原のリフト乗り場で待ち合わせる事になりました。
9時50分頃、リフト乗り場に無事8名集合。渋滞も無かった様子。
リフトの両側はカエデやナナカマドの葉が色付き山の斜面にはコメツツジやドウダンが秋の空に紅く映え、リフトに揺られて紅葉を満喫。
10時20分頃 キスゲ平(1635m)を出発。
歩き始めると突然キャーン、キャーンと叫び声のような音、何の声かと思えば鹿の求愛の鳴き声だそうで続け様に4回も辺りに響きわたり松田さんも4回も聞いたのは初めてとの事。鹿は今が繁殖期だそうです。
30分も歩くと焼石金剛付近(1700m)に到着。みんな定位置に着き鳥の出現を待つ事に。
歩いている間は汗が出るほどでしたが、じっとしているとやはり1700mもある地点なので次第に寒くなってきました。
タカの渡りを期待して辺りをみまわす。
暫くすると、「イワヒバリだ」と大きな声がするとイワヒバリが石の間をチョンチョンと暢気な感じで現れ、みんなラッキーとじっくりと観察。こんなところでイワヒバリをゆっくり見れるとは。
シジュウカラが20羽ほど上空を渡っていきました。色んな鳥が冬を前に渡っているようです。
ノスリも出たようです。
11時50分頃 昼食をとる事に。ホッと出来る楽しい時間。皆さん岩の上に座りお食事。
阿部さんは持参のポットでコーヒーを煎れて温かそうです。急に寒くなり温かい飲み物が欲しくなりました。
12時20分頃 急に辺り一面に霧がかかり、アッという間に周りの景色が見えなくなってしまう。朝、T気象予報士が2時頃から天気が崩れるかも知れないとの予報が当り、霧で真っ白になってしまいました。時間は少し早めですが。霧降高原はその名の通り、谷から霧が湧き出て来るような所の様です。
12時30分 予定を変更し東電池へ行く事に。
今日の霧降は少し残念な気もしましたがイワヒバリも見たし下山する事に。
霧降の駐車場に行く手前の橋のあたりでルリビタキの声、でも姿はみえず。
この辺りで前にもルリビを見たような。運良く見れた方もいたようです。
1:30pm 東電池に到着
池の岸にオシドリが4羽、雄の嘴は紅色、目の周りは白く、美しい模様は不思議なかぎりです。柵の上に停まり池に飛び込んでいました。松田さんがこれはオシドリがウッドダックの由縁だとおっしゃっていました。オシドリは山間の広葉樹林にすみ、おもに植物質を好みとりわけドングリを好み、休む時は枝に上がり山間の水辺に住む鳥だそうです。
池にはコガモが水面に産卵している蚊を食べている珍しい光景を見る事もできました。
マガモがやはり対岸の右手に雄4羽。雄の成鳥が1羽、嘴だけが黄色で羽毛は茶色の1年目の幼鳥やエクリプスなど4羽ともそれぞれ違った様子をしていました。家族なのでしょうか?
アオバト、キセキレイ、キジバト、カワラヒワ、セグロセキレイ、キンクロハジロ、アオサギと次つぎに観察することができました。キセキレイの話からキマユツメナガセキレイやマミジロツメナガセキレイの見分け方に話が及び頬や喉が黒味をおびていて図鑑を見れば見分けられても瞬時に見分けるのは中々難しい事かなと思えました。
今日は霧降高原から東電池と2ヶ所をまわり山と水辺の鳥を観察できました。霧降に鳥が少なかったのは鳥も冬支度で里や南の方に渡ったのかなと思いました。季節が段々と冬に向かっているのを感じます。皆さん、今日は有難うございました。
【報告: T.Kei】
【写真: YH、AY、YR、T.Kei、TK】
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