−写真をクリックすると別ウィンドーに写真が拡大されます−
5月17日(日)
今日の予定は稚児が墓。真っ赤に染まったヤマツヅジと夏鳥を観察予定だったが、明け方から本降りの雨のため、行く先を日光植物園に変更することにした。
植物園の駐車場で満開のハンカチの木の歓迎を受けて観察会スタート。
園内に入り、まずは大谷川沿いの道に出て川の流れに沿ってゆっくり歩く。まず現れたのはオオルリ。大谷川の谷の植物園側の木に止まっている姿を観察。枝を移りながらもしばらく同じ辺りにいてくれた。雨の降り方が激しく、誰もスコープを持っていなかったので、残念ながらアップで見ることはできなかった。
園内や大谷川沿いの木に絡まったフジの花が盛りで、所々がうす紫色に煙っている中を歩く。時折シジュウカラの群れの影や、ヒヨドリの声や飛び回る姿が見えるけれども、雨が本降りのためか鳥影も少ない。カラの声に混じってジュウイチの声も聞こえたが、やはり私は姿を見ることができなかった。
ジュウイチ
|
次に現れたのはハイタカ。大谷川沿いの木に止まっているときから松田さんがハイタカでは?と何度も言うので、皆で探しているうちに川沿いの木の茂みから目の前を植物園内へと飛んで行ってしまった。ハイタカの大きさはハト位、飛び方からすると間違いないと松田さんから解説があった。向こうへ飛び去っていく影を見てもピンとこなかったが、私の想像していた大きさよりハイタカが小さかったのがわからなかった一番の原因だと思った。
大谷川沿いの木の茂みの中にキビタキを見た人が多数いたが、動きが早く、私は確認できなかった。モリアオガエルの声に呼ばれるように大谷川から右側の花の終わった水芭蕉と菖蒲の咲く池へと右側に折れる。
池で上空がポッカリ空いた場所に出ると、向こう側の木の天辺にサンショウクイが止まっていた。今度はさえずりと目立つ場所にいてくれたので、私もしっかり姿を捉えることができた。
サンショウクイ
|
池から再び大谷川沿いの木立の中に少し入ったところの東屋に入り、雨のためしばらく休憩を取った。
休憩後、再び大谷川沿いを対岸の化け地蔵側に渡る橋まで行き、橋の上まで行って折り返した。橋の上からオオルリを再び探したが、ここでも枝を揺らしていたのはシジュウカラやヒヨドリだった。
今度は川沿いから離れて園内の反対側のミズナラやカシなどの木の下を、鳥を探してゆっくり歩く。ここでも、声は聞こえるけれども、姿は上手く確認できなかった。
アヤメやショウブの花が咲いていた池の奥で、カルガモの番が1組いた。オスは警戒してメスを守っている、と松田さんが解説してくれた。確かにオスはじっとこちら側を伺っている。刺激しないようにそのまま通り過ぎた。
出口手前の杉(?)の木の林の中でクロツグミが囀ったので姿を探した。大体の場所は確定できでも、枝の影だったり、逆光だったりして、結局シルエットしかわからなかった。
降り続く雨のため、植物園を後にしてホオジロ鳴く稲荷川下流域に移動。昼食をとり、鳥合わせ後、解散となった。
【報告: NM】
【写真: ST、TK、AY】
|