日光野鳥研究会

第78回 観察会 報告

日光野鳥研top


日時:

2007年7月29日 9:00〜13:00

場所:

大笹牧場

参加者:

15名

【大笹牧場】

確認できた鳥: ヒバリ・ビンズイ・ノビタキ・オオルリ・シジュウカラ・コガラ・ゴジュウカラ・ホオジロ・ホオアカ・ハシブトガラス・コゲラ・キジバト・トビ・ノスリ
声を聞いた鳥: アカハラ・ウグイス・ヤマガラ・カッコウ・ホトトギス
観察できた樹の花: シモツケソウ・イヌトウバセイヨウノコギリソウ・オトギリソウ・ネジバナ・イケマ・ハナニガナ
観察できた昆虫: イチモンジチョウ・コチャバネセセリ・ヒメキマダラセセリ・アキアカネ・ノシメトンボ・ヒグラシ(声)
観察できた哺乳類: ニホンジカ(メスと子の群れ)
観察できた生き物ほか: 牛(ホルスタイン、黒毛和種)

この色の種名をクリックすると写真がご覧いただけます

参考:7月29日の日光市内の気温と湿度のグラフ
(グラフは日光市内のもので観察地の気温・湿度とは大きく違います)


−写真をクリックすると別ウィンドーに写真が拡大されます−

7月29日(日)

 「7月は大笹牧場で・・・」7月観察会担当のYさんからメールが届いた。いつも仕事その他と重なってばかりの野鳥研観察会、「俺の会費はどこに消えるのか?」などと不埒なことを考えていたのだが、今回は観察会の日に予定が入っていない!しかも前から一度行ってみたいと思っていた大笹牧場で、となれば「善は急げ!」なのだが急に仕事が入ることもあるので少し自重して、数日前に申し込みをした。

 今回は30人ぐらいの参加者があるか?と思っていたが当日集まったのは15名。丁度良い人数でよかった。観察会は2年に一度ぐらいしか参加していない私にとって、知っている方の顔は皆懐かしかった。会長や松田顧問の顔も見えたがI事務局長の顔は見えなかった。

 当日は意外と良い天気であったが、気象に詳しい予報士のTさんによると、冷たい空気が入り込んでいるので午後は雷と雨が危ない、とのご託宣。フルコースではなく、とりあえずハーフコースにしようということになった。

 牧場の入口に来ると、よりによって牛がこの入口に集合している。皆まだヤッケを着ていないので赤い服の人がいなくて良かった。

 牧場ということで予想されていたノビタキ、ホオアカ、ヒバリを見る前にオオルリに遭遇。間近でじっくりオオルリを見ることができたのは意外でありうれしかった。これだけでも来た価値がある!

 私は「鳥音痴」を自称しているので、どうしても植物にも目が行く。シモツケソウやイヌトウバナ、セイヨウノコギリソウなどが目に付く。周辺の林の縁にはノリウツギの花が満開だ。やはり霧降スキー場と共通の花が多いようだ。イケマもあったがシカだけでなくウシもイケマを食べないのだろうか?

 ハシブトガラスが2羽低い声で鳴いていた。

 シカといえば道路を隔てた向こうの牧場にはシカが10数頭見えた。牧柵のそばにいたので「シカ牧場」のようだった。大笹牧場の一部をシカ牧場にはできないものなのだろうか?観光的にももっと人気が出るだろうし、レストランのメニューも充実すること間違いなしなのだがなぁ・・・

 昼近くになって雲行きが怪しくなってきた。山のほうに黒い雲が立ち込めている。「弁当にしよう!」ということになって入口近くの逃げられるところで昼食となった。

 食べ終わる頃ポツポツと、ついに来た。急いで車に逃げ帰りかろうじてセーフ!T予報士のご託宣どおりであった。

 時間が早いので高原歩道の方に行ってみようということになったが、突然豪雨と化してあきらめ、まとめの集まりということになったが、行く先々で店がやっていなかった為残念ながら中止ということになった。こういうのを本当の「流れ解散」というのだろう。これだけの豪雨でびしょぬれにならずにセーフで終わったのは野鳥研の総合力の勝利であった。

ヒメキマダラシジミ イチモンジチョウ

【報告: MN】
【写真: TK、AY、YR、YH】


日光野鳥研top