日光野鳥研究会

第53回 観察会 報告

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日時: 2005年4月24日 9:00〜14:30
場所: 日光植物園、稲荷川下流域
参加者: 17名

【日光植物園】

確認できた鳥: シジュウカラ、コサメビタキ、メジロ、ヒヨドリ、エゾムシクイ、オオルリ、ミソサザイ、コゲラ、エナガ、ヤマガラ、アオゲラ、キセキレイ、センダイムシクイ、ウグイス、カルガモ、ツバメ、イワツバメ、ヒガラ、カケス、オオタカ?
観察できた花: ハルノトラノオ、ヒトリシズカ、イカリソウの一種(白)、トキワナズナ(庭に植えられたもの)ミツバツチグリ、セントウソウ、ニリンソウ、カキドオシ、ミズバショウ、ウスバサイシンショウジョウバカマシロバナネコノメソウネコノメソウネコノメソウspエイザンスミレエンコウソウフデリンドウミヤマカタバミタチツボスミレ(?)ザゼンソウ
※園内に植えられたものもあるので、花が咲いていて目にとまった種類を記す。
観察できた樹木の花: アカヤシオ、イヌブナ(数年に一度しか開花しない)、タムシバ(日本海側の多雪山地でよく見られる)、オオカメノキ(ムシカリ)、イタヤカエデ(紅葉ばかりではなく花にも注目!)
観察できた動物: ニホンシカ、ヤマアカガエル(声)、シュレーゲルアオガエル(声)、オタマジャクシ
観察できた昆虫: キタテハ、ルリタテハ、モンシロチョウ

【稲荷川下流域】

確認できた鳥: ヒガラ、シジュウカラ、コガラ、オオルリ(声)、ミソサザイ(声)、ウグイス、センダイムシクイ、キクイタダキ、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、ノスリ
観察できた花: ショウジョウバカマカタクリ
観察できた樹木の花: アカヤシオ、クロモジ
観察できた動物: ハコネサンショウウオ、ヒキガエル
観察できた昆虫: ミヤマセセリ

【番外編】

確認できた鳥: 死んだカシラダカ(霧降別荘地内A宅の窓に衝突して死亡。A宅ではこれまでにもウソ、アオジの同様な死亡例がある。)

この色の種名をクリックすると写真がご覧いただけます


参考:4/24の日光市内の気温と湿度のグラフ

(グラフは日光市内のもので観察地の気温・湿度とは大きく違います)


−写真をクリックすると別ウィンドーに写真が拡大されます−


4月24日(日)

 彫りの里駐車場で今回の担当のAさんの「私の行いがよいので好いお天気になりました〜」との第一声につづいて観察会の説明があり、そのあと車に分乗して植物園に移動する。

 最近野草に興味を持ちはじめたのでフィールドスコープを持つかカメラを持つか散々迷ってカメラを持つことにした。大谷川にそって歩き始めてすぐハルノトラノオを見つけ写真を撮る。
 前の方の「ミソサザイ!」とか「コサメビタキ!」とかの声を聞きながらYさんAさんと一番後ろを歩く。小さな花はトキワナズナとAさんに教えられる。

 左手のウグイスカグラに群れているシジュウカラの中にヤマガラを見つけるがすぐ奥の木立の中に隠れてしまった。

 水芭蕉の池には水芭蕉が咲いていたが写真に撮れるような綺麗なものは無く、エンコウソウネコノメソウに目が向く。
池の畔に白いコブシに似た花が満開だった。自分にはコブシとタムシバの見分けがわからなかったがKさんがタムシバと教えてくれた。

田母沢川の手前の大きな欅の梢でヒヨドリ、ミソサザイ、メジロを見る。大きな木が多く仰いでばかりなので首が疲れる。

 橋を渡ったところでMさんがキセキレイをスコープにいれているのを覗かせていただいてあまりの鮮やかさにデジスコを車に置いてきた事を後悔するが土手にニョイスミレを見つけ写真に撮る。

 一番奥の引き返した小高い丘の林の中で2頭の鹿を見つける。2頭とも角が無いので雌の親子連れのようで人馴れしてカメラを向けても悠然と座り続けている。

 水芭蕉の池から丘沿いの道をもどる。
名前だけは聞いていたが初めてのウスバサイシンを見つけ写真を撮る。一番最後尾になってしまってあわててみんなの後を追うがネコノメソウの一種を見つけ足が止まってしまった。

 稲荷川下流域に戻って昼食をとる。
稲荷川下流域にはカタクリ、ショウジョウバカマが可憐な姿を見せていた。

 午後は松田さん、Tさんが朝オオルリを聞いたという沢沿いの林道を歩く。右に見える山の中腹にアカヤシオが鮮やかだ。
10分ほど歩いた右側を流れる沢でサンショウウオの子を採集して見せて貰うが、細身のおたまじゃくしのように見える。

 めざすオオルリは移動してしまったのか姿も声もない。
時間になったので引き返そうとしたところへAさんのご主人が朝自宅のガラス窓に激突したカシラダカを届けてくれた。
触ってみるとしっとりとして光沢もありきれいな翼を持っている。

 稲荷川下流域ちかくまで戻ったあたりでEご夫妻とばったり出会う。
例によってワン君と三人つれだ。見晴台まで行ってくると別れる。

稲荷川下流域に戻って鳥あわせのあと2時半に解散となる。 

<日光植物園の草花小図鑑>


エイザンスミレ

エンコウソウ

ハルノトラノオ


フデリンドウ
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カタクリ


ミツバツチグリ


ミヤマカタバミ


ネコノメソウ.

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ネコノメソウ(sp)


ニリンソウ


タチツボスミレ(?)


ショウジョウバカマ

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シロバナネコノメソウ


トキワナズナ


ウスバサイシン


ザゼンソウ

【報告: KY】
【写真: KY、MM】


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