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3月20日(日)
三連休の中日、予報では晴れだったけれども陽はささず薄曇り、しかも風がけっこう吹いていて寒い。まだ雪の残る女峰連峰が正面に美しく見える。鳥がたくさん見られるよう祈りながらスコープの用意をする。だんだん皆さんが集まってきてビックリ!マスク、マスクの怪しい集団だ。今まさに花粉症の最盛期、すぐ隣には杉の日光街道。しばし花粉症で盛り上がる。前回同様、日光だいや川公園の駐車場で本日の担当者Yさんから今日の観察会の説明があり、本日のテスト会員Tさんご一家の紹介があった。
歩道橋を渡って公園に移動、さっそくカシラダカの囀り?と足が止まる。松田さんから「ヒバリのような声」との解説があった。いつもは地面で見る事の多いセグロセキレイが木の枝で囀っていて、ちょっと不思議な感じがしたが、今回の観察会では何回も見かけた。入口を入って右手に進む。カケスが大谷川の方向にたくさん飛んでいった。
森の中に入って行くとゴジュウカラなどのカラ類、コゲラがさっそくお出迎え。土手に出た頃には例によって列は長くなって、銘々興味のままに観察が続く。木に薄緑の不思議な形のものを発見、岡さんがウスタビガの繭と教えてくれた。もう羽化して空のようである。
土手の下で鳥影が見えた。岡さんが「カヤクグリだ。」と教えてくれた。私(I)はカヤクグリはまだ見たことがない。再び岡さんが探してくださり、近くでゆっくり観察することができた。前のグループにも教えてあげると、長く伸びていた一団が、徐々に集まってくる。しかし、地味な鳥なのに、すぐにカヤクグリと判断して教えてくれたOさんに感謝。
しばらくするとまた人だかりが出来た。ミヤマホオジロがいるらしい。早速駆けつける。土手下の地面にオス、メスが数羽歩き回っていた。近くでゆっくり観察出来て嬉しい。黄色が鮮やかで本当に美しいと皆大感激である。(松田さん曰く「とても上品な黄色」)この後もカワラヒワ、ジョウビタキ♂、空にはダイサギ、河原にはイカルチドリなど、今日も盛りだくさんである。
いつもの広場で昼食を広げて一休み。Sさんの「しもつかれ」(ご馳走さま!)もすっかり野鳥研の名物となった。
午後、アズマイチゲの群落を見に行く。去年は満開だったがまだ一分?咲き程度、今年はだいぶ咲くのが遅いようだ。森のなかでアオゲラを発見。じっくり観察出来た。あまり動かなかったので写真まで撮ってしまった。背後ではコゲラ、ヤマガラが飛び交う。どっちを見るか迷うほどで、贅沢な悩みである。コゲラを見ていたMさんが、「さっきのコゲラよりこっちの方が美人」と本当に嬉しそう。コゲラもやっぱり美人?は得のようである。
駐車場側に戻り本日の鳥合せをして解散。キクイタダキやベニマシコを見た人もいて充実の観察会となったようだ。
ひとつだけ個人的にがっかりしたのは、去年はステキな河原の雑木林だった所が切り開かれてしまっていた事。いずれは全てが開発されると聞いて、来年もまたこんなに多くの鳥たちと出会う事が出来るだろうかと心配になった。
ともあれ、今シーズン最後の冬鳥たちを満喫できた事に感謝、スギ花粉と戦いながら参加された花粉症の皆様、お疲れ様でした。
<参考>日光だいや川公園
豊かな自然を生かし、水と緑があふれ、ゆったりとくつろぐことのできる空間を提供できるよう計画し整備を行っています。
現在トレーラーハウスを備えた本格的なオートキャンプ場をはじめ、この地域に生息する生物の姿や生態をイメージしたフィールドアスレチックや広大な芝生広場などがご利用いただけます。
また、ニュースポーツ広場には、パークゴルフ場・グランド場・ディスクゴルフ場を整備し、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の方が気軽にスポーツを楽しむことができます(栃木県公式HPより引用)
住所:今市市瀬川733−3
連絡先:日光だいや川公園:0288-23-0111
オートキャンプ場:0288-23-0201
交通:今市I.Cから約4km、車で約10分・東武上今市駅から約2km、車で約5分
休業日:各種施設は毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:無料
(参考ホームページ)
栃木県公式HP「日光だいや川公園」
イサイズじゃらん全国観光スポットガイド日光だいや川公園
CAMP GUIDE(個人ページ)「日光だいや川公園オートキャンプ場」
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【報告: MI・MK】
【写真: MI、OY、YR、MM、IT】
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