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１１月１６日（日）

　観察会が行われる11月16日は、週間天気予報によれば、降水確率７０％で心配しましたが、前日に１０％となり、当日、集合場所木彫りの里工芸センターに到着すると、青空が広がる正に小春日和の穏やかな好天気、早くもトビが数羽悠々と輪を描く中、定刻午前9時に車に分乗して出発となりました。半月山は過去2回計画されたが、何れも降雨中止となり3度目の正直で漸く決行になったとのことでした。いろは坂を登り、中禅寺湖に至ると、湖面は波立ち、波頭は白く砕け、海の時化を表現する「白兎が飛び回る」状況になっており、強風が吹き続け、日が差し又翳るという天気になってしまいました。午後になるとやや風は治まりましたが強風の中の観察会となりました。

　さて、中禅寺湖駐車場でトイレ休憩の後、元有料道路の中禅寺湖スカイラインを登り、半月山第２駐車場に午前１０時に到着。車を降りると、半月山稜線にノスリ２羽、トビ数羽が出現、しばらくその飛翔を観察しました。平地で見るノスリと山のノスリは飛び方が違い、何か鋭角的に向きを変えるように見え、また２羽でディスプレイをしているかと思わせる行動もあり面白かった。

　「最初は少々登りがきついですが、後は楽です。早く着き過ぎてしまうのでゆっくり行って下さい。」との説明があり、半月山展望台を目指しました。ところが、ミヤコザサの中の急坂を強風に吹きまくられながら登るのは、普段平地にばかり居る人間にはかなりきつい、やっとの思いで展望台に到着しました。さすがに日光野鳥研の面々は涼しい顔で登って行き、日頃の鍛錬が必要と心の中で誓う私でありました。
更に、別ルートから、「杉並歩こう会」のゼッケンを付けた団体が次々と到着、展望台付近は大混雑となっていました。メンバーの大半はオバサン(失礼!)、その元気さに驚嘆すると共に、またまた心の中で、日頃の鍛錬が…。

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　展望台では、Ｉさん提供の写真そのままの素晴らしい展望の中に、トビ、ノスリ、ハヤブサが出現。普段見上げているタカを眼下にして背中を見るのは、なかなか体験できないことです。小鳥は強風に飛ばされたのか、全く観察できませんでしたが、ミソサザイが居たとのことでした。午後１１時２０分に下山して、第２駐車場に戻りました。
第２駐車場では、遠くの稜線にトビが１０数羽旋回していましたが、福田会長から、鹿の解体の跡を群れているのかも知れないとの話があり、平地人には想像もつかないことでした。

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　第１駐車場から第２駐車場に戻り昼食となりました。シャトールイーズ特製のけんちんうどん＋おでんのご馳走が振舞われました。中禅寺湖、男体山、女峰山、雲に見え隠れする日光白根山、戦場ヶ原に湯滝の絶景を見ながらの特製昼食は、正に筆舌に尽くし難し。

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　風を避けて八丁出島の湖畔に集まった、マガモ、キンクロハジロの１０数羽の群れ、湖面を飛ぶトビ、タカ柱になったトビを観察した後、中禅寺湖湖畔駐車場に戻り、イタリア大使館別荘記念会館への湖畔を歩きました。

　ここでやっと小鳥達と面会、コゲラ、ゴジュウカラ、エナガ、コガラ、シジュウカラ、アカゲラがお出迎えです。特にゴジュウカラは全員で楽しめました。アカゲラを見られたのは少数のみ、残念。また樹上と湖畔の潅木に鳥の巣を発見しましたが、何の巣かは不明、湖畔の方はアカハラかもしれないとの松田さんの話でした。

　午後３時、木彫りの里工芸センターに戻り鳥合せとなりましたが、アトリ、エナガ、シジュウカラ、メジロが登場、鳥合せ中断と相成りました。鳥合せ終了の合図にヒヨドリの一声、松田さんからヒヨドリの夕方の鳴き声ですとの説明があり、なるほどと納得しましたが、ここで再現しようとしても、"ピョ〜"としか書き様がありません。悪しからず。

　最後に、半月山途中で、愚妻が早くもリタイア、ご心配をかけ申し訳ありませんでした。

【報告：　ＮＳ】
【写真：　ＹＲ、ＯＹ】