関東の梅雨入り宣言後の観察会で天候を危ぶみながら9時集合を定刻前の7時過ぎに集合場所の稲荷川下流域のキャンプ場に到着。はっきりしない雲行きだが午前中は持ちそうだ。
未だ誰もいないキャンプ場ではクロツグミが姿は見えないが正統の鳴き声を定刻までたっぷり聞かせてくれた。その他オオルリ、カケス、ヒガラ、センダイムシクイ、ツツドリ、ホトトギス等声のみだった。姿も見たいものだと贅沢な不服を云ったら、この時期これだけ聞こえれば充分ですと窘められた。遙か遠にノスリが樹上にピーピー鳴きながら止まっていた。
定刻前に10種類以上見聞きした後、分乗して雲竜渓谷へ向かう。
雲竜の展望台では完全にガスった状態で何も見えなかったが、お陰でジュウイチが鳴きながら頭上数メートルを通り過ぎて皆さん感激。「霧がなければ見えた」と「霧で姿が見られないから近くを飛んだ」と意見が分かれた。
他は春蝉がうるさく鳥の声は殆ど聞こえなかった。
早々に雲竜渓谷を目指す。車を降り、徒歩で登る頃から霧も晴れヤマツツジ、ユキワリソウ、コウシンソウと花々も登場。鳥たちもオオルリ雄雌、コマドリとコルリの歌い分けその他と賑やかで下山後の昼食に大幅に遅れた。
昼食は雨を避けて小倉山の釣り堀に変更になったが、福田会長のご尽力で生ビールともども舌鼓を打って賑やか和やかに進行し散会後雨となった。
本当に雨にならない観察会を今回も証明した。
子どもたちは花より団子(水)
|
ユキワリソウ・コウシンソウ の咲くガケで観察
|
右のガケにはコウシンソウの群落が
|
【報告: TO】
|